即興演劇(インプロ)は文字通り、台本無し打合せ無しで芝居をする事です。
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即興演劇(インプロ)のもっとも特徴的な考え方は、

ノー・ブロック
イエス・アンド
ノー・ブロックは「相手のアイディアを否定しない事」、
そしてイエス・アンドは「相手のアイディアを受け入れた上で、
自分のアイディアを付け加える事」です。
現在、
即興演劇(インプロ)は、日本でも認知されつつあり、
ノー・ブロック
イエス・アンド共有協力想像力
そして
リスクを冒す(冒険)の考え方は、
企業研修や教育現場、ワークショップ等で幅広く活用されています。


以下、即興用語について、簡単な解説を加えていきます。


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ノー・ブロックイエス・アンド

道を歩いている二人がいます。
一人が

「あっ、犬がいる。」

と言います。
もう一人が

「違う、猫だよ。」

これでは「即興」は成り立ちません。

「本当だ犬がいる。」

これが
ノー・ブロックです。
そして、

「本当だ犬がいる。しかも、小さくてかわいいね。」

と相手のアイディアを受け入れた上で自分のアイディアを加えて返す、
これが
イエス・アンドです。

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共有

もし、自分の「猫」と云うアイディアを使いたい場合はどうするでしょう。

「本当だ犬がいる。でも、なんだか猫みたいだね。」

これで二人の間に、
目の前にいる犬 は「犬のくせに猫の様」という情報が
共有されることになります。
こんなことも出来るでしょうか。

「本当だ犬がいる。いや、良く見てみろよ、猫だよ。」

これで二人の間には、
「犬に間違えられた猫」と云う情報が
共有されていきます。

即興では、「本当だ・・・」と
受け入れるがとても大事な考え方です。
はじめから否定したり疑うのでは無く、
まず受け入れる事で
共有する土台が出来ていきます。

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協力

即興劇(インプロ)では、決められたルールにしたがって
シーンを作るゲームがあります。
例えば「
ワン・ボイス」というゲームは、二人一組になって、
二人同時に一人の演者の台詞を話さなくてはなりません。
相手の目や口を見て同時に話すためには、
自分のアイディアに固執するのでは無く、
相手が言おうとしている事に合わせていく
協力が必要になってきます。

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想像力

こんなゲームもあります。
フリーズ・タッグ
と呼ばれています。
演じている二人に「フリーズ」というコールをします。
演じている二人はそのままストップモーションになります。
違う演者が、止まっている二人のうちどちらかと、同じ形で入れ替わり、
その形を利用してまったく違うシーンを作って行きます。
ここでは
想像力が必要になってきます。

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リスク

ワン・ボイスフリーズ・タッグ
演者にとってはとてもやりづらいことです。
この「やりづらいこと」に、敢えて飛び込む事を

リスクを冒す(冒険)
と言います。
これも即興では欠かせない考え方です。


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ロング・フォームとショート・フォーム

即興劇(インプロ)では、シーンを創って行く為のゲームがあり、
このゲームを使ってシーンを創る事を
ショート・フォームと言います。
ゲームでは、指定されたルールや時間をクリアーしながら
シーンを創らなければいけません。

それに対してロング・フォームは、ゲームでは無く、
いくつかのシーンを繰り返し演じて、
ひとつのテーマやストーリーを創り出すと云ったものです。

ショート・フォーム
では出来にくい、
より深い人物の造詣や関係性を演じる事が出来ます。

即興演劇「だんすだんすだんす」は
即興劇の中でも、この
ロング・フォームと云われるスタイルに
独自の解釈とアレンジを加え、公演活動をしています。